ご挨拶GREETING

会頭挨拶

2021年12月吉日
謹啓
時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて、来る2022年(令和4年)9月24日(土)・25日(日)の2日間に亘り、第4回日本白斑学会学術大会(JSV2022)を山形テルサ(山形県山形市)において開催させて頂くことになりました。

本学術集会は、日本白斑学会が開催する学会であり、2018年に第1回大会(大阪、片山一朗会頭)が開催されてから、国際色素細胞学会2020が日本で開催(コロナ禍のため誌上開催)された2020年を除いて毎年開催されてきており、今回で4回目になります。全国各地からweb参加も含め約120人以上の国内白斑研究者の参加が予想され、多面的視点からの研究発表と共に、主に臨床的視点からの活発な議論が行われることが期待されます。この度は会期を従来の1日から2日間にしました。それにより、これまで以上に活発で有益な議論が行えることと存じます。

今回の学術大会テーマは、皆さんと共に白斑について多面的に活発に議論する機会を作りたいとの気持ちから、「全集中の白斑研究」としました。
特別講演は、現在選考中ではありますが、海外の高名な先生のweb講演を考えております。世界一流の研究者の講演をご期待ください。また、2021年に国内の若手白斑研究者に授与されました「ポーラ化成研究助成」受賞者の成果報告発表の場を設定しました。翌日には、「全集中の治療」と題しまして、シンポジウムを行います。その中で、種村先生には最近の白斑研究の世界的な流れを主だった論文から解説していただく「レビュー講義」をお願いたしました。参加者にとっては、この講演により世界の白斑研究の流れが再認識できると思われ、大変楽しみな企画になると思います。この企画は、毎年、続くことを期待されます。一般発表においては、多くの施設からの多数の応募をお願いいたします。

山形の地で皆様と直接的およびwebを通じてお会いして、議論や意見を交換し合うことを楽しみにしております。この会議を山形で開催することにより、白斑に関する研究を一層発展させる最高の契機となれば幸いです。

演者や座長の先生方の多大なる御協力、協賛頂いた企業の方々の御支援を頂きながら、ひとりでも多くの方に満足していただける学術大会を目指し、只今鋭意準備を進めております。皆様のご参加をお待ちしております。

謹白

第4回日本白斑学会学術大会
会頭 山形大学医学部 皮膚科学講座 教授 鈴木 民夫

追伸(2022年5月10日)
特別講演として、白斑研究の世界的リーダーの一人であるJohn Harris先生(UMass Chan Medical School)から最新の白斑研究について、また、シンポジウムでは、種村 篤先生(大阪大学)、芝田孝一先生(医療法人しばた皮フ科クリニック)、井上紳太郎先生(岐阜薬科大学)、鳥山和宏先生(名古屋市立大学)をお招きして、ご講演いただくことになりました。